SPIDERPLUS Tech Blog

建設SaaS「スパイダープラス」のエンジニアとデザイナーのブログ

PHPerKaigi2024レポート

こんにちは!スパイダープラスの高森です。

今回は3/7(木)〜3/9(土)の「PHPerKaigi2024」の参加レポートを書いていきたいと思います。

なお、スパイダープラスはゴールドスポンサーとして協賛&出展しました。
出展の背景などは以下の告知記事をご覧ください。

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印象に残ったセッション

今回、PHPerKaigi2024参加チームのメンバーが聞いたセッションの中で特に印象深かったものをこちらで紹介させてください!

 

どうやってWebサービスのページ表示速度を1/3にしたか

分析ツールを駆使して、いかにして運用中サービスの表示速度を1/3に削減したのか。パフォーマンス向上を目指す開発者なら誰もが気になる内容です。

完了まで長期プロジェクトになるにあたり、ビジネスサイドとどのようにして合意を得たのか、どのようにボトルネックとなる箇所を特定したのかなど、勉強になるエピソードを多く聞くことができました。

ページ表示速度はビジネスに効くことや、速度改善のツール、意識するとよいポイントなどを知ることができ、この先活用していきたいです。

自分たちの業務を振り返ってみると、実は速度についてまだ意識できるところがあるかもしれないと気付かされたりもしました。アクセスが集中するクエリに対してインデックスを貼るなど、早速気を付けていきたいと思います。

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ペアテストでエンジニアもQAもサポートも全員が笑顔になる!

ルーキーズLTでの発表で、ペアテストを通じてコミュニケーションが円滑になりコミュニケーションコストをより最適化できる、というお話です。

なかでも、「特定→改善→確認」のサイクルを回す際、「特定」に注力するという点には強くうなづいてしまいました。

ペアテストをすることで、開発者とテスト実施者でコミュニケーションのすれ違いが減らせることで、品質の向上とテスト時間の短縮が期待できるのはとても魅力的です。

PHPそのものに対する専門的な要素が少なめな分、本質的な内容がとても明確に語られていて、コマ全体を聞き終えたときの納得度もとても高かったです!

どんなパフォーマンスができるかは、ビジネスでとても重要です。改善のためのツールも様々紹介されていたので、早速活用しながら、積極的に改善していきたいと思っています。

規模や体制など条件を考慮すると、お聞きしたことをすべて適用できるというのではありませんが、複雑な機能ほど見落としやすくなってしまいがちなものですし、ペアテストを通じて見落としを防ぎ、品質を高めてくことに役立ててみたいと思いました。

また、「”楽しい”を創造する」会社としては、「全員が笑顔になる」の追求には余念がありません。一方、限られた時間の中で効率的にかつ効果的にテストして、品質を担保するのは難しい問題です。

それぞれの視点でコミュニケーションをとって進めることで、短い時間の中で効率的にテストしていくことができるならば、品質向上に対するアプローチとしても良さそうだと思っています。

余談ですが、登壇者のピンクモヒカンヘアは気合が入っていて、それもまた印象的でした。

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「"品質"が高いコード」って何?

コードの品質が高いとは何だろう?
・不具合が少ない・ゼロ
・最新技術・概念を使用している
といった点を考えてしまいがちですが、これらだけでは品質が高いとは言えません。
講義の冒頭から引き込まれるような内容で…
「要求事項を満たせているか」これが品質であり、
高品質とは要求超過・未満でもなく満たすことである。
そして要求は経営層から提示され、メンバーが理解することで高品質を指向することができる。
コードの品質を改善したくば業務品質の改善が必要。
などなど、流れるようなトークであっという間の40分でした!

特にものすごく納得させられたものとして、「高品質」とは要求を満たしているものであり、要求未満はもちろん、要求を超過しているのもだめだ、ということです。
また、コードの質の追求は経営課題であり、コードは書くより読まれる、解釈される時間の方が長いということです。

こうした考えのもと、「する」「してもよい」「してはならない」を定義することについては自分たちの業務を改めて振り返る上でも有益な時間でした。

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参加してみた感想

出展したことにより、一体感を共有できたのはチームとしても、貴重な経験となりました。今後も継続して出展していきたいなと思っています。

テックカンファレンスというだけあって、登録から入場までは自動化されていて思いのほかスムーズに進みました。いざ、会場に入ってみるとそこには出展者・来場者両方の熱気が満ちていました。運営の方のホスピタリティや、ブースの楽しさ、セッション登壇者の熱意を直に感じることができたのはオフライン参加ならではの経験でした。

懇親会では運営の方もスピーカーも参加者もお酒片手に賑やかで、チームの面々も一緒に楽しく会話に加わることができました。

ノベルティ

ブースを訪ねてくださった方に楽しんでほしいという考えのもと、エンジニアがもらって嬉しいノベルティをガラガラくじの景品として3つ準備をしていきました。

その中からひとつ紹介します。

3等のスパイダープラスのステッカーには、「安全第一」をフィーチャーしています。建設現場ではよく使われる言葉ですが、エンジニア目線でも馴染みがある、ダブルミーニングの視点で社内のデザインチームに作ってもらいました。

 

ありがたいことに、他社のデザイン関連のお仕事についている方からも好意的な評価をいただくことができました。

この他スパイダープラスのブースに関する工夫やノベルティのことは出展告知記事をご覧ください。

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これからのカンファレンスについて

カンファレンスへの登壇者こそいませんでしたが、開発チームでは勉強会を様々開催しています。そのナレッジをこのブログなどを通じて継続的に社外に対しても公開していければと思っています。

今後も積極的にカンファレンスに参加し、エンジニアの皆様とも"楽しい"をともに創造していければなと思っています。

ありがとうございました!