スパイダープラスは2025年2月13日、14日に目黒のホテル雅叙園東京を会場に開催されたたDevelopers Summit2025 #devsumi(以下デブサミ)に初出展いたしました。ブースで SPIDERPLUS をお見せしながら様々な方とお会いすることができました。
今回はエンジニアたちの感想を中心に、スパイダープラスの視点でイベントの様子や技術動向、参加企業から受けた刺激などをお送りいたします!
全体的な感想
デブサミはやっぱりセッションが華のカンファレンスだなぁという印象を受けました。
出展ブースに関しては、他のカンファレンスよりも物理的なスペースにゆとりがあって準備しやすかったです。
さらに、出展者用の休憩コーナーも用意してあり、2日間そのホスピタリティに随分助けられたように思います。
ご来場の顔ぶれを見ますと、学生も思いの外多かったように感じます!
そういう方たちとコミュニケーションをして、建設DXという領域について知ってもらう機会を得ることができました。普段接する機会の少ない方たちなので、どこかで芽が出ることがあったら嬉しいです。
おもしろかったセッション
日本から世界へ活躍するエンジニア- キャリアとチームをグローバルにひろげるための方法 -
村田 雄一氏(ファーストリテイリング)
個人的には英語が読み書きできるエンジニアを目指したいと思っていることもあり、キャリア形成で世界へ目を向けるという内容に興味を持ちました。
日本のITエンジニア人口は世界4位の140万人ではあるものの給与水準は低い状態にあるようで、エンジニアとしては国際経験を持つことがキャリア形成の強みになりそうです。
どのようにしてその経験を持つかというと、ぱっと思いつくのが外資系企業ですが、日本発のグローバル企業で働くことで日本でサポートを受けつつも世界市場で国際経験が培われるということでした。
あまりイメージしてこなかったキャリアですので興味深かったです。
実際に、全世界統一のシステムを作るのは大変とのことでしたがそのような実践を戦略的に取り入れているとのことで、今の業績を考えると説得力があるなと思いました。
また、ブースもそれに沿って一貫した見せ方になっていて、施策全体の統一感に感銘を受けました。
デブサミ2025の登壇ならびにブースに多くの方にお越しいただき、誠に感謝致します。改めて、グローバルキャリアへの関心の強さを感じることができました。多くのエンジニアに日本初グローバル企業という選択肢が改めて認知されると嬉しいです #devsumi pic.twitter.com/683V6V6XaM
— Yuichi Murata (@yuichi1004) February 16, 2025
プロセス改善による品質向上事例
浅黄 友隆氏[ヒューマンクレスト]
ソフトウェア開発につきまとうのが品質の課題で、スパイダープラスにおいても品質向上は喫緊の課題として考えています。
本セッションでは専任のQA担当者がいない開発組織における品質向上施策の実例を紹介していました。
開発者が品質領域に越境するために、開発者にテストスキルを身に着けてもらうというアプローチです。
具体的にはAgile TPIを活用しながら開発エンジニアにテストスキルをインストールすることで、品質意識の高い開発組織を作られていました。
「バグを見つける能力」「バグを埋め込まない能力」の向上もポイントです。
Agile TPIに関しては初めて聞いた概念でしたが、「キーエリア」「カテゴリ」「チェックポイント」と改善項目が明確になっているので自社のプロダクトの開発サイクルにも導入が出来そうでとても勉強になりました。
導入することで必然的にシフトレフトも進み、よい開発サイクルになると感じた講演でした。
ブース出展の概況
自社サービスを紹介するブースが出展者の大半を占めていて、未上場/上場直後の会社が多い印象を受けました。
やはり動くものを見ると、エンジニア心が刺激されます。
技術分野の重鎮的な方が同じ空間で出展していたり、これまでに自らも1ユーザーとして知っているつもりだった企業が思いの外手広くサービス展開をしていることを知ったり、セッションのテーマがブースにも反映されているのを見て内容を反芻したりと、デブサミ2025のテーマにもある「エンジニアが越境する」ことを自ら体験しているように感じました。
2日目が2月14日ということもあり、ノベルティでチョコレートを頂いたりもしたのですが、こういうのは素直に嬉しかったです。
スタンプラリー強し!自ブースを振り返る
まだまだ知名度アップのポテンシャルがある
我々は有名企業では全くありません!
スタンプラリーで当社のブースに来てくれる方が多かったです。
「スタンプラリーのシールいりますか?」とお聞きすると、かなりの確率で足をとめブースで話を聞いていただくことができました。
スタンプラリーには随分助けられたように思います。
個人でのご参加よりも、企業として複数人でご来場の方が多いように感じました。
ブースで接した方を全体的に振り返ると建設業になじみのある方の方が少なく、建設DXをしている会社も今回の出展社にはなかったので、我々は少数派という点で興味を持っていただくことができました。
じっくり話せた懇親会のこと
イベント全体としては、コミュニケーションをとりやすくて、懇親会ではセッション登壇した方とも話すことが出来ました。
テストやQA領域でのAI活用について、品質担保と効率化のトレードオフについて、などなど、普段感じていることについて掘りさげたことを話せたのがとても貴重でした。
また、ブース出展していたGovTech東京の方とは「行政とIT」という難しい課題に日々取り組んでいることを色々伺いました。
我々が取り組んでいる「建設とIT」とも通じることが多くて、ものすごく勉強になりましたし、励まされたようにも感じます。
建設DXを広めるポテンシャルと今後の課題
建設DXと言うキーワードから、ドローンを飛ばしてチェックしたりロボットを投入して作業させているようなイメージとともにブースを訪ねてくださった方が決して少なくありませんでした。
業務効率化というメッセージをもっと前面に打ち出すのが良いか、「なんか凄いことしてそう」と思われた状態をきっかけに足を止めてもらう方が良いか、今後よりよい方法を模索していきたいです。
ところで、スパイダープラスでは仲間を募集しています!
ちょっとでも興味が出てきた方は気軽にお話しましょう。