はじめに
皆様、こんにちは。h12oです。情報システムオフィスに所属して、プロダクトセキュリティの第二線を担当しています。
当社はSPIDERPLUSをより良いプロダクトにするため、新規開発、機能拡張、不具合修正など様々な変更を日々加えています。SPIDERPLUSは、常に変化するプロダクトともいえます。
変化は進歩のために必要不可欠ですが、同時に新たなセキュリティリスクを生み出すおそれもあります。
プロダクトの小さな変更が、予期せぬ大きな脆弱性に繋がる可能性も否定できません。
インシデントを予防し、プロダクトのセキュリティを担保することを目的として、脆弱性診断を実施している会社は多いと思います。
脆弱性診断は、インシデントを防ぎ、プロダクトのセキュリティを維持するために重要ですが、それだけに頼ると、トータルコストの増大や、他のセキュリティ対策の不備につながるおそれがあります。
セキュリティをより強固にするためには、より前段階でのセキュリティ確保が重要になります。
そこで、スパイダープラスでは、開発プロセスの比較的初期段階で行う「脅威分析」を、早期に組み込む取り組みを始めました。
本記事では、その背景や具体的な取り組みについてご紹介します。